2026/03/07 21:40


― 根の代謝と浸透圧の視点 ―


順化直後のTC苗は、見た目以上に繊細な状態です。

このタイミングで肥料を与えることは、必ずしもプラスとは限りません。


RPLでは、順化初期に積極的な施肥は行いません。



 根はまだ“吸収器官”として未成熟


培養下で形成された根は、

外界の無機イオン濃度に適応していません。


肥料濃度が急に高まると、

浸透圧差によって水分バランスが崩れ、

根がダメージを受ける可能性があります。



 まず必要なのは発根と適応


順化初期の目的は「成長促進」ではなく、

環境への適応と根の再構築です。


この段階で重要なのは、

・安定した水分

・酸素環境

・過度なイオン濃度を避けること


です。



 肥料は“後から”でいい


新しい環境に適応し、

根が自律的に伸び始めてから施肥しても遅くはありません。


順化初期は、

“足す”よりも“整える”ことを優先します。



 まとめ


RPLが順化初期に肥料を入れないのは、

根の浸透圧バランスと代謝安定を守るためです。


順化は加速させる工程ではなく、

環境に慣らすための工程です。


次回


なぜ順化は「環境を足す」のではなく「環境を引く」のか